平成25年第１回安全講習会

平成25年度の第1回目安全講習会が開催されました。
安全講習会は、2か月に1度の予定で協力会の信栄会との共催で実施しています。
本日は、社員と協力会社の方とで105人の参加がありました。

今回は、当社産業医の高井クリニックの高井院長に講師をお願いし、「がんの一般的知識」について説明していただき、自分たちの健康管理意識を高める場としました。


＜肺がん＞
40歳代後半から増加し始める肺がんは、生存率が非常に低いと言われていますが、早期発見で手術を受けることができれば、５年生存率は70％になります。肺がんの危険因子は、やはり喫煙（受動喫煙も含む）です。予防にはもちろん禁煙が一番ですが、早期の肺がんは症状が現れにくいので定期的に健診を受け、異常がないか日頃から注意していくことが重要です。

＜前立腺がん＞
中高年男性に非常に多くなっている前立腺がんは、６５歳以上のがん患者では、前立腺がんが一位までになるほど増えています。最近は、血液で調べるＰＳＡ検査で早期に発見でき、死亡率は格段に低下しています。前立腺がんは、初期症状が少なく発見が遅れがちになるので、50歳を過ぎたら、男性は、定期的にＰＳＡ検査を受けることが予防の第一歩です。


がんは非常に怖い病気ですが、初期段階で治療すれば完治できる病気です。そのためにも、定期健康診断を大切にし、面倒くさがらずに、少しでも異常があれば必ず再検査を受け、早期に対処することが何よりも大切であることを、本日の高井先生の講義で再認識させられました。