2019年12月12日
2019年井出組信栄会年末研修忘年会
恒例の井出組信栄会の年末研修忘年会が実施されました。信栄会は、井出組と取引のある業者の皆さんで構成する協力会で、毎年年末のこの時期に研修会及び忘年会を実施しています。
今回の研修会では、元 株式会社スーパーやまと 代表取締役 小林 久 様に講師をお願いし、「こうして店は潰れた~地域土着スーパーやまとの教訓~」というテーマでご講演いただきました。
講師の小林様は、山梨県で創業100年を超える老舗スーパーの三代目の社長で、会社を長年の経営赤字から黒字化し、最盛期には16店舗、64億円を売り上げるまでに経営を立て直しました。”地域土着”、”買い物弱者の救済”をモットーに、地域の人々の暮らしを支え、地域住民に熱烈に愛されたスーパーで、その経営手法は新聞やテレビで取り上げられるほどでした。そのスーパーやまとが突然の信用不安から商品の仕入れが困難になり営業停止、そして倒産、社長自身も自己破産という厳しい現実。
その生々しい実体験に基づく生き様と教訓は、我々建設業とは業種こそ違いますが、経営に悩む地方の中小企業が避けて通れない現実について考えさせられました。それは、参加者それぞれの立場、地位、信条等によってとらえ方は様々だったと思いますが、厳しい競争の波にされされる中小企業で、経営者にとって何が必要か、地域貢献とは何か、行政や大企業とどう向き合うか等々の経営をめぐる課題について見つめ直す機会になったと思います。
研修会終了後の忘年会では、会員相互の1年間の労をねぎらいながら、親睦を深める有意義な楽しい時間を過ごすことができました。
Posted by じつは!井出組。 at 11:30│Comments(0)
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