社長 新年のご挨拶

じつは!井出組。

2016年01月01日 07:00


明けましておめでとうございます。
旧年中は、大変お世話になり、誠にありがとうございました。

一昨年は、売上げが過去10年間の最低となり、大変厳しい年を経験しましたが、前期(第66期)は、繰越工事が多くあり、売上げは、もう少しで目標を達成できるところまで回復することができました。これも、井出組に関わるすべての皆様方のご理解とご協力の賜物と心より感謝申し上げます。
今期(第67期)につきましては、3月の年度末までは、土木、建築ともに工事が集中しておりますが、4月以降の売上げ見通しが大変厳しい状況にあります。気を引き締め、目標達成に向けて、全社挙げて取り組みを強めていきます。

さて、昨年我々建設業業界では、横浜市のマンションに関する杭打ち工事に於いて、杭施工データの偽装問題が発生しました。事件直後、杭打ち工事を直接手掛けた施工業者とその親会社が記者会見し、データ紙の紛失やデータ取得の失敗で現場代理人がデータを転用したことを認めましたが、不正を隠すために故意にやったことではなく杭も支持層に達したと思っていたという主張をしました。
また、最近では、その工事の元請会社が周辺工事で杭長18mを使用していた事実を認識していたにもかかわらず、杭長14mで設計施工をしたという事実が明るみに出ました。
これは、建設業業界にとって大変な問題であり、工事に直接かかわる施工業者だけでなく、元請会社の管理責任も問われ、元請会社の信用、施工体質、トラブルに対しての対応等、社会から厳しい目で見られるようになると思われます。

このような状況下において、今年は、会社の信用を蓄積していくことが、何よりも大切な年になります。何事にも慎重かつ丁寧に対処するとともに、攻めの姿勢も忘れずに、事業経営に邁進していく所存です。皆様方の更なるご協力・ご支援をお願い致しまして、新年の挨拶とさせていただきます。

平成28年 元旦
 代表取締役 井出 勇次

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