社長新年挨拶2019年
明けましておめでとうございます。
旧年中は、大変お世話になり、誠にありがとうございました。
昨年、日本国内では、大阪、北海道での強い地震、西日本豪雨、大型台風襲来、記録的な猛暑など自然災害や異常気象が相次いだ1年でした。激甚災害に指定された各地の被災地では、特別の財政援助が出動され、災害復旧に伴う大型土木工事が大変忙しい状況です。
一方、日本経済においては、戦後2番目に長い「いざなぎ景気」を超える景気の拡大が続く反面、人手不足が一段と深刻になっています。
このような情勢の中、我が社においては、新環境クリーンセンターの本体工事が佳境を向えますが、東京オリンピック、リニアモーターカーの乗り入れ等の大型建設投資の影響で、建設資材高騰や納入時期の遅れ、技術者、職人の人材不足等により、非常に厳しい工期、原価管理の対応を迫られています。
さて、昨年12月に安倍政権は、総事業費約7兆円に上る「防災・減災・国土強靭化のための3カ年緊急対策」を閣議決定しました。昨年の大規模な自然災害を踏まえ、2020年度までに河川堤防かさ上げや交通インフラ網整備など160項目の対策を推進し、今後3年は公共事業予算の大幅な増額が見込まれる中、円滑かつ適切な執行が課題となり、安倍首相も「スピード感を持って進める必要がある」と関係閣僚に対応を指示したとのことです。我々地方の建設業も、技術者の人材不足の問題を抱えていますが、こうした動きに応えられる施工体制を整えていかなければなりません。
このように建設業を取り巻く環境は、日々、刻々と激変しており、井出組の組織においても、今までに経験したことのない変化が生じると思います。こんな時こそ、全社一丸となって、激変する環境にすばやく対応し、掲げた目標を達成していく為に強固な組織運営を心がけていくことが大切になります。
今年は、井出組の真価が問われる年と受け止め、私も社長として、気を緩めることなく精一杯努力する所存ですので、皆様方のご支援とご協力をお願いします。
本年も井出組に関係するすべての皆様にとって、良い年になりますことを願って新年のご挨拶いたします。
平成31年 元旦
代表取締役 井出 勇次
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